暑いです。
すでに盛夏のよう。これ以上暑くなるとは思いたくないです。
サッカーW杯はいよいよ今夜(深夜?早朝?)赤い悪魔との決戦ですが、開催場所がロシアだったのは本当に幸いでした。むしろ私もロシアに行きたい。
さて、そろそろ順に夏休みに突入する時期ですね。
バケーションの計画というのは、だいたいいつ頃から立てるものなのでしょう。
余談ですが、私の中で夏は、「室内で働く季節」です。暑いのは苦手ですし、人混みに行きたくない病気なので(笑)
お休みを取って、高いお金を払って、わざわざ人の多い方へ移動する。出来うる限り避けたい事態です。
もちろん、組織に属して真面目に働く人の多くが、そうそう自由に休みを取れないというのもわかりますし、家族を持つと合わせるのが大変なのも、その通りなのでしょう。
せめて、日本はもう少し、長期休みが自由に取れるようになると良いなと、常々思います。
年に一回、ひと月くらい長い休みがあれば、働く人のモチベーションや仕事の質がどれだけ上がることか。
企業は取らせようと思えばいくらでもできると思うのです。日本人は、周りに迷惑がかかるから…と遠慮しがちですが、特定の誰か1人がいなきゃ出来ない仕事って、そうそうないですよね。お互い様と思ってフォローし合いながら仕事をするのは、別に難しいことじゃないように思います。
企業の体質も、働く人の意識も、良い方向に変わって行って、そして多くの人が気軽に海外旅行を楽しめるようになったらなと思います。
バケーションの予定を立てる時期に話を戻しましょう。
流石にあとひと月となると、これから旅行の手配をする人は少ないかもしれません。
それでも、これから夏の旅行の予約、特に欧州への旅行を手配される際には、エアコン付きの部屋かどうかのチェックをお忘れなく。
前記事でもお分かりのように、昨今、夏の欧州はとても暑い。ところが、一昔前は必要なかったために、安い宿の中には今だにエアコンのないところがあるのです。実際、この時のミュンヘンの宿にはファンしかありませんでした。
その後移動したイタリア、ボローニャでもエアコンなしの宿を取ってしまうという痛恨のミスをした私。
ドイツは異常だと思っていたのに、イタリアは正直、それ以上。寝苦しいながらもボローニャはまだましでしたが、ヴェニス、フィレンツェは、人の多さも手伝って特に暑く感じました。フィレンツェでは真昼は外で歩き回れず、アパートでお昼寝をしていたほど。
そうそう、ヴェニスに行かれる方は、よっぽどリッチな旅をなさるのでない限り、本島で宿を取るのはやめましょう。島内は車の乗り入れ禁止なため、徒歩か水上バス「ヴァポレット」での移動になりますが、迷路のような石畳をスーツケースと一緒に彷徨うのはかなり大変です。真夏にこれをやった我々は、やっとたどり着いたゲストハウスから外に出るのも億劫になるほど消耗しました。
短期間の滞在なら、サンタ•ルチア駅より一つ手前、メストレ駅で宿を取り、身軽な状態で橋を渡ってヴェニス観光をするのが賢いと思います。
しかしヴェニスは、本島だけでなく、ムラーノやブラーノなど周辺の離島も素晴らしいと聞きますので、島まで渡って、時間をかけてゆっくり滞在する、そんな旅もいつかはやってみたいものです。
とにかく暑いイタリアでは、
こんなのとかこんなのとか、飲み食いせずにはいられません。
ベリーニはプロセッコと白桃のピューレのカクテルで、ヴェニス発祥。今では日本も含めて世界中で楽しめますし、ヴェニスでもいたるところで飲めるのですが、たいていがカネッラ社の瓶詰めをグラスに注いで提供しています。
もちろん瓶も不味くないし、果物なので季節があるのはわかりますが、できることなら生の桃を使ったベリーニが飲みたい!
イタリアでも桃は夏の果物ですから、夏にはフレッシュなベリーニにありつけるはずなのですが、一時などは頼めども頼めども…結局、たどり着く前に力尽きてしまったのでした。
でも、果物自体は市場に売っているので、いよいよなら自作するという手もありますね。
そこまでせずとも、夏のイタリアは美味しい果物の宝庫なので、マーケット回りは欠かせません。屋内市場などは冷房も効いているので、快適に買い物ができます。
買ってきたものをアパートで楽しむというのも、手軽で何より贅沢な時間の過ごし方。イタリアのメロンは味が濃くて生ハムとよく合います。キッチン月のアパートでは、帰り道の心配をせず、散々飲んですぐ寝られるというのが最高です。
しかし、やっぱり8月中はあまりに暑いので、この時期にイタリアはじめ、欧州へ旅行に行くのは考えてしまいます。
ヨーロッパ人は、観光地でもバケーション中は2〜3週間平気で店を閉めるので、目的の地元店も意外とやっていなかったりします。の割に、欧米人の観光客も多いという、何が特かわからない夏場のヨーロッパ。
ちょっとずらして7月や9月にお休みが取れるなら、その時期に行った方が絶対に良いです。
欧州でもだんだんと、暑い夏が一時的なものではないというのが定着してきており、エアコン付きの宿が増えました。ただ、寝苦しいというのは本当に辛いですから、暑さに弱い仲間の方は必ず確認してください。
ちなみに、エアコンなしだったボローニャの宿で、暑さにやられたと思われる朝食のハムを食べた結果、友人はお腹を壊していました。私は彼女の尊い犠牲により、辛くも難を逃れました。
こんな感じの、おしゃれゲストハウスだったのですが。食べ物を冷蔵庫で保管するという概念がなかったようです。
おしゃれさより、実際的な機能性を重視すべき時もありますね。
ボローニャの美味しい話はまた次の機会に。
コメント